2025年5月1日木曜日

妊活・不妊治療のこと、義父母に伝えるべき? 私が「伝えてよかった」と思えた理由


妊活や不妊治療について、義父母にどこまで話すべきか迷う方は多いのではないでしょうか。
私自身も「どこまで伝えたらいいんだろう」と悩んでいました。

ですが、今振り返ると、勇気を出して伝えてよかったと心から思っています。

この記事では
・私が実際にどんなきっかけで義父母に伝えるようになったのか
・どんな内容をどんなふうに伝えたのか
・伝えた結果、義父母の関係にどんな変化があったのか
を体験談としてまとめました。

「妊活や不妊治療を義父母に伝えるべきか?」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。



「子どもは考えているの?」と聞かれたのは、
ちょうど妊活を始めようとしていた頃

結婚して2年目。
ちょうど夫婦で「そろそろ妊活を始めようか」と話していた時期に、
義父母から「子供は考えているの?」と聞かれました。

正直、「こんなデリケートな話を聞いてくるんだ」と少し驚きました。

確かに、その時、義姉に赤ちゃんが産まれたばかりで、
私たち夫婦のことも気になるタイミングだったのかな・・・とも思いました。

驚きはあったものの、私たち自身もちょうど妊活を始めようと考えていたので、
「考えてますよ」と素直に伝えました。

その時は、まだ不妊治療に進むことになるとは思っていなかったので、
本当に軽く「考えてます」という言葉だけを伝える形になりました。



その後、不妊治療に進み・・・会うたびに少しずつ伝えるように

私は「妊活を始めればすぐに授かれるだろう」と思ってました。

義父母に子どものことを聞かれた時に「考えてます」とだけ伝えたのも、
聞かれた数ヶ月後には、妊活を開始してすぐに授かるつもりだったからです。
妊娠してから「この前話してた通り、妊娠しました」と報告すればいいと考えてました。

でも、実際は妊活を始めて数ヶ月経っても授からず、不妊治療を始めることになりました。

そして、検査を受けた結果、男性側に原因があると診断されました。

そうなると、妊娠できるまでに時間を要するし、そもそも子どもを授かれないかもしれないという現実が見えてきたんです。

その後、夫と話し合った結果、こちらとしては隠したいことも特にないし、むしろ伝えたほうがお互い気まずくならずに済むのではという結論に至りました。

そして、ちょうど義父母に会うタイミングがあったので、
「今、こんな診断を受けて、子どもを授かるためには、こんな治療をする必要がある」
「治療をしても子どもを授かれない可能性がある」
と伝えました。

それ以降は、会うたびに状況を伝えるようにしています。

「次の移植は来月だよ」とか「今月はお休みなんだ」など。
深刻になりすぎないように、でも、しっかり伝えるようにしています。



関係が悪かったわけではないからこそ、
後から「なんで言ってなかったんだろう」と思った

私たち夫婦は、学生の時から付き合っていて、社会人になってから結婚しました。
当時は毎週のように義実家に遊びに行くほど、自然な関係を築いていました。
もちろん、気は遣いますが、お互いの考えや気持ちをある程度伝え合える関係だったと思います。

だからこそ、結婚してから妊活のことを一切話していなかったことに、後悔しました。

最初に「子どもは考えてるの?」と聞かれた時に、「考えてます」とだけ伝えましたが、

義父母からはその後に
「DINKs(子どもを持たない夫婦)なのかと思ってた」
「子ども考えてるって知れてよかった」
と穏やかに言われたんですよね。

その言葉を聞いた時に、
「ああ、ちゃんと伝えておけば良かったな」
「ずっと『聞いていいのかな?』って気を遣ってくれてたんだな」
と申し訳ない気持ちになりました。

もともと良好な関係だったからこそ、必要以上に気を遣っていたのかもしれません。



伝えたことで、変な気まずさや詮索が0に

それ以来、私たちは妊活や不妊治療の話をオープンにするようにしました。
もちろん、深刻な話や具体的な話ではなく、その時の状況を簡単に共有するだけです。

結果、それ以降、一切子どものことを聞かれることはなくなりました。



義父母の立場に立って考えてみたら・・・

もし、あのまま伝えていなかったら、気まずさが続いていたかもしれません。

義父母も
「聞いていいのかわからない」
「気になるけど聞けない」
とモヤモヤし続けたでしょう。

「何かあればこちらから伝えます」という姿勢を見せて、
「何かあったらこの子達は話してくれる」と思ってもらえたことで、
変な詮索の心配やプレッシャーは無くなりました。



まとめ:関係がいいからこそ、伝えておくと“ギクシャクしない”

今回、私自身が経験して思ったことは、

・関係が悪くなくても、話さないことで生まれる“すれ違い”はある
・こちらから伝える、という先手を打つことで、相手の不安や詮索を防げる
・1回きりじゃなく、定期的に簡単な状況共有をすると安心してもらえる

ということでした。

特に、義父母との関係が良好な人ほど、
「なんで言ってくれなかったの?」と小さなズレが生まれると思います。

妊活や不妊治療の話題って、話すのに勇気がいりますよね。
でも、先に伝えておくことで、かえって気を遣わず自然な関係を保てることもあります。



以上、みにぼぼでした。

みなさんの話も聞かせてください。
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