「不妊治療のこと、義母に話したほうがいいのかな?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
これから長い付き合いになるからこそ、伝えるべきか迷いますよね。私自身もかなり悩みました。
でも、意を決して話してみることにしたんです。結果、義母の反応を見て「もっと早く伝えておけばよかった」と後悔しました。
今回は、「不妊治療のこと、義母に話してみて良かった」と思う私の体験談をまとめてみました。少しでも参考になれば嬉しいです。
目次
1. 伝えることを決意した出来事3つ
- 義父母が子どものことを気にしている様子だった
- 子どもを授かるまでに時間がかかることがわかった
- 夫は義父母に伝える決心がついていた
2. 実際に伝えたタイミングとやりとり
3. その後の関係性
4. わたしの「言う・言わない」判断ポイント
5. まとめ
1. 伝えることを決意した出来事3つ
出来事1:義父母が子どものことを気にしている様子だった
結婚してから2年が経った頃、夫婦で「そろそろ妊活を始めようか」と話していたタイミングで、義父母から「子どもは考えているの?」と聞かれました。
その時ちょうど、義姉に赤ちゃんが生まれたばかりで、私たち夫婦のことも気になるタイミングだったのかもしれません。
この時はまだ妊活を始めておらず、「妊活を始めればすぐに授かれるだろう」と考えていたので、「考えてますよ」とだけ伝えました。
この数か月後には、妊活を開始している予定だったので、「早く授かって、いい報告ができたらいいな」と考えていました。
出来事2:子どもを授かるまでに時間がかかることがわかった
でもいざ妊活を始めてみると、なかなかうまくはいきませんでした。
妊活を始めてから数カ月しか経っていませんでしたが、周りの友人からは「3か月もあればできるよ」という話ばかり聞いていたので、「私たち、何かおかしいのかも」と病院で検査を受けました。
その結果、私には問題がありませんでしたが、夫は重度の男性不妊であることが判明。医師には「体外受精でも授かれないかもしれない」と告げられました。
すぐに授かれると思っていた私たちでしたが、「そもそも自分たちの子を抱っこできないかもしれない」という状況になり、「これは長丁場になりそうだから、あらかじめ義父母に伝えといたほうがいいかも」と考えるようになりました。
出来事3:夫は義父母に伝える決心がついていた
義父母が私たちの子どもについて気になっている。でも、子どもを授かれない可能性も出てきたし、もし授かれることになっても、それまでの道のりは長い…。
このような状況だったので、一旦、男性不妊のことには触れなくてもいいから、「不妊治療を始めた」と伝えておくことを考えました。
しかし、よく考えてみると、「なんで?」と聞かれる可能性もあるし、何も聞かれなかったとしても「私のせいって思われるんだろうな」と複雑な気持ちに。
そこで夫に相談したところ、「『男性不妊が原因で医師からも難しいと言われている。顕微授精をすることになった』ってそのまま伝えたらいいんじゃない?」と提案されました。夫は男性不妊のことも含めて、義父母に伝える決心がついているようでした。
こうして、次に義父母に会うときは、今の状況を隠さずに伝えることが決まったのでした。
2. 実際に伝えたタイミングとやりとり
ちょうど、義実家に行く用事があった日。
義父母と私たち夫婦の4人で、ダイニングテーブルを囲みながらお菓子を食べているときに、夫から切り出しました。
伝えた内容は次の通りです。
- 妊活をしているがなかなか結果が出ずに、病院に行ったこと
- 検査の結果「重度の男性不妊」とわかったこと
- 「体外受精でも難しいというレベル」であること
- 子どもを授かれないかもしれないし、授かれたとしても先のことになりそうということ
- 顕微授精を試してみること
話している間、義父母は質問したり意見したりすることはなく、静かにうなずきながら最後まで聞いてくれました。
一通り話した後、義母は
「DINKs(子どもを持たない夫婦)なのかと思ってたから、子ども考えてるって知れてよかった」
「みにぼぼさん(私)の身体が心配だね。身体に気を付けて、無理しないでね」
「みにぼぼさん(私)の身体が心配だね。身体に気を付けて、無理しないでね」
と話してくれました。
その言葉を聞いた時に、私は「ずっと気を遣ってくれてたんだな」「もっと早く伝えておけば良かったな」と申し訳ない気持ちになりました。
それ以降は、会うたびに不妊治療の状況を簡単に共有するようにしています。
義母は詳しく知ろうとしてくるタイプではないので、「今月は検査をしなきゃいけないから妊活はお休みなんですよ」「次の移植は来月の予定です」といった感じで話しています。
それに対して、義母はいつも「そうなんだね」「大変だね」と私たちに同情してくれます。何か心無いことを言われるでもなく、アドバイスをしてくるでもないので、本当に感謝しています。
3. その後の関係性
私たちの場合は、不妊治療のことをカミングアウトしてからのほうが、関係が良くなったと感じています。
義父母は「この子たちは何かあれば話してくれる」と思ってくれているのか、余計な詮索はしてこないし、私たちも、変な詮索やプレッシャーを受けずに済んでいるので、とても居心地がいいんです。
“気まずさのない関係”になったことは、私たちにとって大きな変化でした。
4. わたしの「言う・言わない」判断ポイント
不妊治療のことを伝えるかどうかの判断で大事なのは、相手が子どもの話をしてこないようにするためにはどうしたらいいかを考えてみることです。
私たちの場合は、義父母が「子どものこと考えているのかな」「妊活をしているのかな」と心配している様子だったので、それを解決すれば、何も子どものことについて口出ししないだろうって思ったんです。
だから、不妊治療をしていることを伝えたし、その後も定期的に状況を共有することにしました。その結果、「子どもを授かるために頑張っているんだ」「何かあったら伝えてくれるんだ」「じゃあそっとしておこう」と思ってくれたらしく、余計な詮索や無言の圧を感じることなく過ごせています。
もし、普段から余計な一言や嫌味を言うような相手だったら、不妊治療のことを話したとしても、それをネタに嫌味を言ってくる可能性があります。そういう場合は、伝えないほうが無難ですし、距離をとったほうがいいかもしれません。
「言う」か「言わない」かはあくまで手段です。相手が不妊治療のことを知って、子どもの話を控えるようになるなら伝えたほうがよく、逆に話すことで揚げ足を取られる可能性があるなら、話さないほうがよいでしょう。
伝えるかどうか迷っている人は、相手がどんな性格なのか、妊活についてどう思っているのかを考えてみると、最適なかかわり方が見つかるかもしれません。
5. まとめ
今回は、「不妊治療のことを義父母に伝えるか迷ってたけれど、実際話してみたら関係が良くなった」という体験談をご紹介しました。
でも、人によって状況は違うので、誰にでも伝えることをお勧めしているわけではありません。私のように伝えてしまった方が気持ちが楽ならそれもよし、逆に対応がしんどくなるなら話さないほうがいいです。
ぜひ、みなさんも、子どもの話を出されないようにするにはどう対応すべきかを考えてみてください。
以上、みにぼぼでした🙈
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