「不妊治療っていつから始めたらいいんだろう?」
そんなふうに悩んでいませんか。
ネットで調べてみると
「半年経っても授からなければ受診を検討したほうがいい」
「年齢によって判断すべき」
など、たくさんの情報が出てきます。
でも、夫婦の状況はそれぞれ。
例えば
・年の差がある
・避妊はしてなかったけれど、本格的な妊活はしてなかった
・婦人科では「異常なし」と言われていた
・そもそも「そこまでして欲しいのかな・・・」と迷っている
色々な情報はあるけれど、
「じゃあ自分たちはどうなの?」という答えが出なくて悩む方は多いのではないでしょうか。
私たち夫婦は、妊活を初めて4ヶ月目で不妊治療クリニックを受診する決断をしました。
これは、一般的な「半年〜1年」という目安よりも早いと思われるかもしれません。
でも、私たちにはそうするだけの理由と覚悟がありました。
4ヶ月目で受診した理由
私たちは「子どもが欲しいから」結婚したわけではなく、夫婦の時間を大切にしたくて結婚しました。実際、結婚してから2年半は妊活をせずに、夫婦の時間を楽しんできました。
その上で、「2年半経ったら妊活をスタートしよう」と夫婦で決めていたんです。
だから、妊活を始めた時は“今は妊活を頑張る時期”という気持ちが強かったです。
周囲の友人から「3回で妊娠できたよ」と聞いていたこともあり、
私たちも最初の3周期は自己流のタイミング法を試してみました。
でも、妊娠には至りませんでした。
この時点で、私たちははっきりと「今は妊活を優先したい」と思っていたので、自己流でただ時間が過ぎていくよりも、専門家に見てもらったほうが早いかもしれないと考え、迷わず受診を決めました。
実際に受診すると、重度の男性不妊が分かり、早速、体外受精をすることになりました。
体験して思う「ネットに答えはない、話し合いにヒントがある」
今この記事を読んでいるあなたも、
「自分たちもそろそろ受診したほうがいいのかな?」と迷っているところかもしれません。
けれど、その答えを、ネット上の一般論や誰かの体験談から探しても、「自分たちにとっての正解」はなかなか見つからないものです。なぜなら、夫婦によって状況や価値観も異なりますし、誰かの答えがそのまま自分たちに当てはまるとは限らないからです。
もちろん、「同じ状況の人を見つけて、その通りにやってみたい」と思う気持ちも、すごくよくわかります。
でも、妊活の進め方はひとつの型に当てはめられるものではありません。
だからこそ、夫婦でしっかり話し合うことが本当に大事です。
例えば
・どれくらいの熱量で子どもが欲しいのか
・いつまでに授かりたいのか
・どのくらいのお金や時間をかけられるか
・子どもがいる未来・いない未来について
こういった話し合いをしてみると、意外と自分の気持ちや優先順位が見えてくるもの。
最初から気持ちが固まっている人なんて、きっと少数派。
むしろ、多くの人が「なんとなくモヤモヤしている」「考えがまとまっていない」状態からスタートしています。
でも、言葉にしてみると、自分の中から気持ちが浮かび上がってくることがあります。
相手の気持ちや考えを聞いて「ああ、私もそう思うかも」と気づけたり、
逆に「そこはちょっと違うかも」と感じることで、自分の考えがはっきりしてきたり。
だから、「自分の考えを整理してからじゃないと話せない」なんて思わなくて大丈夫。
不妊治療の進め方、向き合い方は、夫婦で輪郭を描きながら見つけていくものだと思うんです。
今は完全な答えがなくても、話し合いを重ねていくことで、少しずつみえてくるものが必ずあります。
この会話は、自分自身への問いかけにもなるし、相手の本音を知る機会にもなります。
だからこそ、不完全なままでいいから、ぜひ一度、話し合ってみてください。
受診するタイミングを迷っているなら、今がチャンス
「まだ早いかな」「うちはそこまで深刻じゃないかも」と感じる方もいるかもしれません。
でも、不妊治療は始めてすぐに結果が出るものではないことを知っておくことが大切です。
検査をするだけで1〜2ヶ月。
原因が分かれば、治療や適切なステップアップへと進みますが、原因が不明な場合も多いです。
そうした場合、タイミング法、人工授精、体外受精と段階的に進んでいきます。
各ステップで3〜6回程度試行するので、1年以上かかることも珍しくありません。
「もっと早く始めておけば良かった」と後悔する人が多いのも頷けますよね。
だから、少しでも迷っているのであれば、今が動くチャンスです。
不妊治療に興味がある、調べている時点で、
きっと心のどこかで「始めてもいいのかも」と思っているのではないでしょうか。
もし、悩んでいるなら、検査だけでも受けてみることをお勧めします。
まとめ
不妊治療のスタートに正解はありません。
大切なのは、夫婦で話し合いながら、少しずつ答えを見つけていくことだと思います。
妊活や不妊治療は、思うように進まないことも多いですが、定期的に話し合うことで、その時々の最善策が見えてくるはずです。
体験談も参考になりますが、最終的には夫婦の会話の中で、自分たちの答えが見つかります。
考えがまとまっていなくても大丈夫。
まずは、夫婦で話し合いを始めてみてください。
それでも、もし「いつから始めるべきか」と迷っているのであれば、迷っている時点で、思い切って一歩踏み出すことが大切です。受診してみることで、自分たちの状況や選択肢を知ることができ、不妊治療を始めたからこそ得られる情報や安心感も多いです。
迷っているうちに時間が過ぎてしまうよりも、今行動を起こすことで、後悔せずに進めるはずです。
以上、みにぼぼでした。
他にも妊活・不妊治療について記事を書いているので、良かったら覗いてください!