スマホから離れたことで心が整った話をしましたが・・・
【前回の記事】では、妊活中にスマホを手放した代わりに始めた5つの習慣をご紹介しました。
その中でも特に効果を感じたのが、自分の思いをノートに書き出す「ノート習慣」です。
今回は、その時のことを振り返りながら、どんなふうにノートを使っていたのかを、詳しくお話ししていきたいと思います。
今、あの頃の私と同じように
「妊活がうまく行かないのは自分のせい・・・?」
「判定日が近づいてくると、ネット検索が止まらない」
「妊活中は何をしてても不安で落ち着かない」
こんな風に悩んでいる方にとって、少しでも心をラクにするヒントになれば嬉しいです。
判定日が近づくほど、検索が止まらなかった私
「移植後〇日目 症状」
「妊娠初期症状」
「着床出血 タイミング」
判定日が近づくにつれて、気がつけばこんな言葉を何時間も検索していました。
自分の症状に近い人がいないか、必死で探していました。
でも、どんなに調べても、結局「答え」には辿り着けませんでした。
妊娠していても、そうでなくても、似たような症状があったりなかったり。
「これだ!」と思える答えなんて、どこにもなかったです。
調べれば調べるほど、答えがわからなくなって、「希望を持ってもいいのかな?」「でもダメだったらどうしよう」とどんどん不安が大きくなっていきました。
そんな時、ふと捨てる予定のチラシが目に入ったんです。
裏が白紙だったその紙に、なんとなく、今の不安を書き出してみました。
書き出してみて初めてわかった、私の中の答え
・妊娠しているか、していないか、分からなくて不安
・妊娠していなかったら、この先どうしたらいいんだろう
・妊娠していたら、この後どんなふうに進むんだろう
・・・と、感じていた不安をそのまま書いていきました。
そしたら、不思議なことに、自分の不安を少し離れたところから見れるようになったんです。
・妊娠しているかどうかは、あと7日で結果がわかる
・妊娠していなかったら、次の移植に向けて進めばいい
・妊娠していたら、その後のことは、クリニックで先生に聞けばいい
「答えは自分で分かっているじゃん」と気づいた瞬間、張り詰めていた気持ちが少し緩みました。
情報を探すより、自分の中を見つめること
私はもともと、考えてから行動するタイプでした。
受験も、就活も、結婚も、そうやって計画通り進めてきました。
でも、妊活だけはうまくいきませんでした。
そして、自分の意思通り進まないことに、苛立ちや不安が大きくなっていました。
今回もそう。
「判定日になればわかることだ」って頭では分かっていた。
しかも、判定日は必ずやってくるし、日時まで決まっていた。
でもどうしても、
「今、結果がわからないものか」
「ネットに答えはないのか」
とスマホの中に答えを探し続けていました。
そんな時、頭の中にある数々の不安を、紙に書き出したら、思いの外スッキリしたんです。
「今、自分が何に不安を感じているのか」を言葉にして1つずつ整理するほうが、スマホを見続けるよりも、ずっと心が軽くなることがわかりました。
子どもがいない未来を考えてみたら、気持ちが楽になった
また、治療を続けて行くうちに、
「なんで私たちには子どもができないの?」
「みんなは簡単にできてるのに、こんなことでは悩まないはずなのに」
とネガティブな思考になっていました。
そして、気づかないうちに「子どもができないと不幸なのかな」って思い込んでいました。
でも、ある日ノートにこう書いてみたんです。
私は今、専業主婦でいられる
好きなものを好きな時に食べたり飲んだりできる
旅行も行けて、自分の時間もたくさんある
それって、十分幸せなことなんじゃない?
そうやって、自分の今の生活を見つめていたら、
「あれ?今もちゃんと幸せじゃない?」って気付けました。
もちろん、今も子どもは欲しいと思っています。
でも、「子どもがいなければ不幸せ、というのはただの思い込みだったんじゃないか」と思たら、急に心がふっと軽くなったんですよね。
「子どもがいない人生も、あり寄りのアリ」と思えたことで、妊活のプレッシャーが少しだけ緩まりました。
まとめ:情報に縋りたくなる時こそ、自分の思いをノートに
妊活は、自分の頑張りだけではどうにもならないことも多くて、どうしても、少しでも希望がある情報にすがりたくなってしまいますよね。
でも、そんな時こそ、スマホを閉じてノートに自分の思いを書いてみる。それだけで、不思議と不安が小さくなったり、自分でも気づけなかった気持ちに出会えることがあるんです。
私がこの習慣を始めたきっかけは、たまたま目に入った捨てる予定のチラシ。裏が真っ白だったので、そこに今の不安をそのまま書いたのが始まりです。それ以来、私は白紙のルーズリーフに気持ちを書き出すようにしています。マス目や罫線がない、まっさらな紙だからこそ、自由に心の中を表現できる。その自由さが自分にとってはとても心地よいのです。
日記もいいですが、毎日同じ文量にはならないので、私は無地のルーズリーフにその時々の気持ちをそのまま書き出すのが好きです。
「今日は落ち着いて過ごせたな」と一言の日があってもいい。
気のすむまでたくさん書く日があってもいい。
そうやって書き出しているうちに、自分と向き合うことができます。
そんな「ノート習慣」は私にとって欠かせない時間になりました。
みなさんも是非「ノート習慣」で自分と対話する時間を作ってみてください!
以上、みにぼぼでした🙈