不妊治療を始めるとき、どのクリニックに行けばいいか迷いますよね。
私も当時はネットでたくさん調べました。
でも、どのサイトも自分の探していた答えにたどり着けず…。最終的には、自宅から通える範囲のクリニックのホームページをすべてチェックして選ぶことになりました。
幸い、今のクリニックで後悔はしていません。
ただ正直、「実体験ベースのサイトがあれば、もっと楽に探せたのに」と思います。
そこで今回は、私自身が 最終的にクリニックを選ぶときに重視したポイント と、逆に あえて気にしなかったポイント をまとめました。
「不妊治療を始めたいけれど、どうやってクリニックを選べばいいか知りたい」
「実際に治療している人のリアルな声を聞きたい」
そんな方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
目次
1)私が重視したポイント
①通いやすさ・アクセスの良さは最優先②定休日・診療時間も要チェック
③体外受精まで対応しているかを確認する
④治療実績も重要ポイント
⑤医師・看護師との相性は大切
2)私が気にしなかったポイント
①受付の態度の悪さ②待ち時間の長さ
3)まとめ:後悔しないクリニック選びのために
1)私が重視したポイント
①通いやすさ・アクセスの良さは最優先
不妊治療は、一度や二度通えば終わり…というものではありません。人工授精・体外受精では、月5~7回ほど通う必要があります。意外と多いですよね。
特に、人工授精の場合、排卵状況によっては「明後日また来てください」と言われることも珍しくありません。もちろん、これは医師が意地悪なのではなく、妊娠できる確率を最大限に高めるために必要なことなんですよね。
だからこそ、「通いやすさ」は絶対に譲れないポイント。私自身、仕事をしていたので、アクセスの良さが何より大切だと痛感しました。
例えば、私が意識したのはこんな点です👇
- 公共交通機関で通えるところか
- 乗り換え回数や運行状況がストレスにならないか
- 仕事の前後でも通いやすい場所にあるのか
こうした条件が整っていると、通院のストレスがぐっと減ります。
※体外受精の採卵日に全身麻酔を使用する場合は、車の運転が禁止になるので注意
いくら治療成績がいいからと言って、遠方まで通うのは本当に大変です。「通いやすさ=続けやすさ」なので、自分が無理なく通えるか、一度シュミレーションすることをおすすめします。
私は最終的に、家の最寄り駅の近くにあるクリニックを選びました。駅から徒歩数分だったので、仕事の前後でも通いやすく、助かりました。
②定休日・診療時間も要チェック
クリニックによって定休日はさまざまです。日曜日だけのところもあれば、水・日曜や金・日曜など、週に2日の定休日を設けているところもあります。
私の場合はシフト制だったため、仕事の休みがどの曜日になっても通院できるように、日曜日だけ定休日のクリニックを選びました。
また、診療時間も大切なポイントです。17時までのところもあれば、19時~21時まで診療しているところもあります。「平日の通院は仕事の後になりそう」という方は、事前に確認しておきましょう。
③体外受精まで対応しているかを確認する
不妊治療は、タイミング法 → 人工授精 → 体外受精と段階を踏んで進むケースが多く見られます。そのため、「まずは婦人科クリニックで検査だけすればいいのかな」や「高度治療に対応している不妊治療クリニックに最初から行ってもいいのかな」と迷う方もいるかもしれませんが、「できることは全てやりたい」「状況次第でステップアップも検討したい」と考えている人は、体外受精まで可能なクリニックを選んでおきましょう。
私たちの場合、自己流タイミング法を3回試しても妊娠できず、不妊治療クリニックで検査を受けたところ、重度の男性不妊が分かりました。結果、最初から体外受精を試すことになりました。
もし婦人科に行っていたら、男性不妊は見つかるのが遅れたはずです。そして体外受精に対応していないクリニックだったら、すぐに転院することになっていたでしょう。
このようなケースもあるので、「体外受精は絶対にやらない」と決めている人以外は、最初から体外受精まで対応しているクリニックを選ぶのがおすすめです。
また、体外受精の経験が豊富なクリニックは、これまでさまざまな患者を診てきた経験があるからこそ、私たち自身では想像できなかった治療を提案してくれます。
私たちの場合も、男性不妊でどうしたらよいか悩んでいたところ、医師が『それなら男性不妊専門の先生がいる病院を紹介しようか』と提案してくれ、とても助かりました。
不妊治療は、周りに経験者が少なく情報も限られているため、誰に相談すればよいか分からないことも多いです。そんな時でも、視野の広い医療機関にかかることで、治療方針がまだ定まっていなくても、悔いのない選択ができることがあります。
④治療実績も重要ポイント
最近では、多くのクリニックで治療実績を公開しており、「今月は何件の体外受精を行い、何件が妊娠に至ったか」といった情報をホームページを見ればで簡単に確認できます。
先ほど「クリニックが体外受精まで対応しているかを確認しよう」とお伝えしましたが、ただ対応しているだけでなく、実際にどれくらいの件数があり、どんな結果が出ているのかという実績も、クリニックの判断材料として非常に重要です。
中には「何回か体外受精を試したけれど効果が出ず、転院したらすぐに妊娠できた」という話もあります。そういう話を聞くと、「最初から治療実績のあるクリニックへ通院したい」と思いますよね。
だからこそ、「このクリニックなら大丈夫」と信頼できるかどうかを見極める意味でも、治療実績はしっかり確認しておくことをおすすめします。
結局、「どこのクリニックに通院するか」は自分たちで判断するしかありません。そのためには、夫婦でしっかり話し合い、治療のスタンスを共有しておくことが大切です。
そして、それを受け止めてくれるクリニックであることはもちろん、自分たちが出来る限りのことをやって「ここまでやったから後悔してない」と思えるクリニックを選ぶことが重要です。
⑤医師・看護師との相性は大切
不妊治療は長期戦になることも多いため、医師や看護師との信頼関係はとても重要です。
口コミを確認すると、「この先生はちょっと冷たい」「質問しづらい」「説明が丁寧だった」といった、実際に通院している人のリアルな声を知ることができます。実際に通ったときのイメージを持ちやすくなるので、事前にチェックしておくと安心です。
一度不信感を持ってしまうと、「本当にこのクリニックで大丈夫だろうか」「妊娠できないのは医師のせいかも…」と不安になりがちです。
不妊治療は精神的な負担も大きいため、安心して治療を任せられる雰囲気かどうかも、クリニック選びの大切なポイントです。
2)私が気にしなかったポイント
①受付の態度の悪さ
正直、受付対応への不満は、どのクリニックの口コミでもよく目にします。
気になる方もいるかもしれませんが、私は「妊娠できるかどうかが最優先」と考え、治療実績があれば問題ないと判断しました。
ただし、医師や看護師の対応が悪い場合は別です。治療そのものへの不信感につながるため、ここは重視しています。
②待ち時間の長さ
「予約しても1時間以上待たされた」という声はよくあります。確かに、待ち時間は短いに越したことはありません。でも、実際に通ってみると「仕方ないかな」と思うようになりました。
診察以外にも人工授精や採卵・移植などの処置が行われているし、妊娠判定後の出血など緊急性の高い患者が優先される場合もあるからです。
これはどこのクリニックでも起こりうることなので、私は最初から「待つのが前提」だと考えて、本や仕事道具を持ち込んで、時間を有効活用しています。
まとめ:後悔しないクリニック選びのために
私たちは上記のポイントを踏まえてクリニックを選んだことで、「やっぱりここにして良かった」と心から思えています。
- 無理なく通院できる場所だった
- 検査から治療までスムーズに進んだ
- 途中で転院せずに一貫した治療で安心できた
- 疑問や不安があったらすぐに相談できる雰囲気だった
これらは本当に心の支えになりました。
不妊治療のスタート地点は、クリニック選びです。
後悔のないスタートを切るためにも、
- 自分のライフスタイルに合ったクリニック
- 信頼できるクリニック
を選んでください。安心して治療を続けるための第一歩になるはずです。
以上、みにぼぼでした🙈
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