妊活を始めて数年。
どこまで頑張ればいいのかわからなくなって、気がつけば心も身体もすり減っていました。
「このまま妊娠・出産できなかったら、どうなるんだろう?」
そんなふうに考えるのは、きっと私だけじゃないと思います。
この記事では、妊活2年目の私が、子どもがいない人生を少しずつ考え始めた理由や、その中で見つけた心の安定についてお話ししていきたいと思います。
妊活2年目、流産2回
保険適用の回数制限が見えてきた
私たちは夫婦は、自己流タイミング法3回 → 検査 → 重度の男性不妊が判明 → 顕微授精 という流れで進んできました。
1回目の移植で妊娠したものの、16週で子宮内胎児死亡の診断され、後期流産という結果に。
この時、不育症検査を受けて、私に「プロテインs活性低値(血液が固まりやすい体質)」があることが判明しました。
医師からは、「16週のへその緒は細いから、余計に血液が固まりやすかったんだろう。ちょうどこの時期から、赤ちゃんは胎盤からの栄養や酸素で生きるようになるから、血流障害が流産に影響した可能性が高い」と説明を受けました。
その後、もう一度移植するも妊娠せず。
3回目の移植で妊娠するも、8週で再び流産しました。
妊娠しづらい原因は夫にあったけれど、流産の原因は私。
お互いに「自分のせいだ」と感じながら、ここまで歩んできました。
現在、保険適用で残された移植の回数はあと4回。
少しずつ「妊活の終わり」が現実になってきており、心の整理も必要な時期に入ってきました。
期待するとしんどいから“期待しすぎない”ことを選んだ
「今度こそ妊娠できるかも」
「このまま出産できるかも」
妊活って、どうしても希望を持ちたくなるんですよね。
でも、その度にうまくいかなかった時の反動が大きくて、本当にしんどい。
もちろん、「妊娠したい」「うまくいってほしい」って思いもあるけれど、
私は少しずつ「期待しすぎないようにしよう」って考えるようになりました。
妊活ファーストの生活は、心をどんどん狭くする
私は夫の転勤を機に仕事を辞めて、妊活に専念するようになりました。
でも、時間がある分、どんどん妊活中心の生活になっていきました。
朝から晩まで治療について検索したり、食べ物や行動に気にしたり・・・。
最初は「あとで後悔したくないからできることはやろう」と意気込んでいたけど、
続けていくうちに「自分の人生って“妊活だけ”なんだっけ」って疑問を抱くようになったんですよね。
「妊活の先」も考えてみようと思った
私たちは、保険適用までで治療を終わりにしようと話し合っています。
少しずつ終わりに近づいている中、その先をどうするかも少しずつ考え始めました。
妊活ばかりに夢中になっていると、妊活が終わった時に、きっと心にぽっかり穴が空いてしまう。
だから、「“妊活”以外に夢中になれることを、今から意識して見つけておこう」と思いました。
趣味やブログを始めたら、妊活のことばかり考えなくてよくなった
私が始めたのは、毎日のブログ執筆や新しい趣味。
好きなことに集中している時って、自然と妊活のことを忘れているんです。
「もし子どもがいなくても、こうして自分時間を満喫できるならそれもいいかも」って思えるようになりました。
子どもがいない人生=不幸とは限らない
最近は、子どもがいない夫婦のYouTuberさんたちの暮らしを見るのが好きです。
おしゃれな部屋、落ち着いた毎日、自由な時間・・・。
「こんな生活も楽しそう」「素敵」って見ているだけで前向きになれるんですよね。
そのコメント欄には、子育て中の人が「自分も子どもがいなかったらこんな生活を送りたい」って書いているのを見かけました。
妊娠出産が難しい私たち夫婦にとっては「いやいや子どもがいるなら十分幸せだろ」とも思いますが、結局のところ、“ないものねだり“なんですよね。
もちろん、子どもが生まれたら嬉しい。
でも、妊娠・出産はゴールではなくて、
「健康に生まれてきたかな?」「ちゃんと育つかな?」「立派になるかな?」って
そんな不安はずっと続いていきます。
「妊娠・出産できない私は不幸なのかな」って考えがち。
でも、「妊娠・出産」をゴールにしているから、そう思うだけで、その先にも不安や責任は続いていく。
だからこそ、幸せかどうかは、状況じゃなくて“考え方次第”って心から思えるようになりました。
私は今、専業主婦として不自由ない生活ができていて、趣味も楽しめている。
毎日、美味しいご飯やお酒があって、大切な人と笑い合える。
好きな時に旅行も行ける。
それって、もう十分過ぎるほど幸せじゃんって。
まとめ:妊活の中で得た、私たちの小さな気づき
「妊娠したい」「出産したい」という思いがあるからこそ、私たちは今も妊活を続けています。
でも、その中で少しずつ、「子どもがいない人生」や「ふたりだけの暮らし」についても、前向きに考えられるようになってきました。
これは、私にとって、とても大切な心の変化でした。
こうした考えや気持ちの変化は、1日2日で得られるものではありません。
妊活・不妊治療をしながらも、時間をかけて少しずつ、自分たちの思いや考えを整理していくことが必要だと感じています。
私ももうすぐ妊活3年目を迎える中で、ようやく気づけたことばかりです。
「どんな未来になっても、自分たちらしく幸せを感じられる」
そんな心の準備も、妊活の一部なのかもしれません。
この気づきが、誰かの小さなヒントになれば嬉しいです。
以上、みにぼぼでした。
みなさんの話もぜひXで聞かせてください!待ってます!