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2025年5月18日日曜日

不妊治療はいつまで続ければいい?「保険適用の6回」を区切りに決めた理由


「いつまで続ければいいの?」と思ったあの日


不妊治療って、終わりが見えなくて苦しくなることありませんか?

実際、私たち夫婦もそうでした。

自己流タイミングを3周期やってみ妊娠せず、「できるだけ早く妊娠したい」と考えていた私たちは、不妊治療クリニックで検査をすることに…。

その結果、重度の男性不妊と診断され、医師からは「体外受精をしても妊娠できるかわかりません」と言われました。私たちは「子どもを授かりたいなら、やるしかない」と迷わず体外受精に進むことにしたんです。

正直、その時は“終わり”なんて全く考えていませんでした。「やってみるしかない」っていう気持ちだけで進んでいました。

でも、治療を続けていくうちに、ある日ふと思ったんです。
「これ、いつまで続けるんだろう」って。

 

ゴールが見えないまま治療を続けるしんどさ


「体外受精でも妊娠できるかわからない」と言われて始めた治療でしたが、心のどこかで「続けていれば授かれるかもしれない」と希望を持っていました。

だからこそ、治療中は神経を張り詰めていたんです。「今回は確実に妊娠していない」とわかっている検査周期は、むしろ気持ちが楽でした。

それに比べて、胚移植を終えた後は「もしかしたら妊娠しているかもしれない」と小さな希望が浮かぶたびに、そわそわして落ち着かなくなり、身体の変化にも敏感になったりして、気持ちもどんどん疲れていきました。

さらに、治療による身体的な負担も重なって、
「この状態がいつまで続くんだろう」
「どこかで“終わり”を決めておかないと、私は頑張りきれないかもしれない」
と感じるようになったんです。


妻(私)が「保険適用の6回まで」と決めた2つの理由


そう考えた時に、自然と浮かんできたのが「保険適用の6回までを目安にする」という選択でした。私がそう思った理由は、大きく分けて2つあります。


1.区切りがあると頑張れるから


「とりあえず頑張ってください」と言われても、正直、気持ちがもたない。どこまで頑張ればいいのかわからないと、途中で心が折れそうになるんですよね。

でも、「あと〇時間」とか「あと〇個」とか、具体的な区切りがあると人は頑張れる。「いずれ終わりは来る」と思えたら、そこまでは踏ん張れる。筋トレやダイエットもそうですよね。具体的な目標があると、それを目指して力を出せます。私もまさにそうでした。

「妊娠・出産」をゴールにしてしまうと、それがいつ叶うのかわからないし、そもそも叶わないかもしれない。けれど、「あと〇回」って決めていれば、終わりを具体的に想像できて、「あと何回なら頑張り切れるかもしれない」と気持ちを立て直せました


2.保険制度への信頼があったから


保険適用になる治療って、たくさんの研究やデータをもとに、「これは有効だ」と国が認めたものですよね。

だから、体外受精の保険適用が6回と決まっていることも、何かしらの根拠があるはずだと思ったんです。

実際、私も「6回で終わってしまっていいのかな?」と悩んだことがあります。
でも、もし保険の6回を超えても妊娠率が大きく上がらないとしたら、それ以上無理をして続けても意味はないかもって思ったんです。

「国が示した“6回”という回数はちゃんと意味があるはず」と思えたことで、心の中で納得することができました。

 

夫が「保険適用の6回まで」と考えていた理由


一方で、夫も「治療は保険適用の6回まで」と考えていたそうです。
その理由は、金銭的なこと

今は保険適用で治療を進めているので、高額療養制度も使えば月に8万円ほど、自費の治療があっても月10〜12万円には収まっています。でも、これが全て自費になると、この3倍以上かかる可能性があります

そうなると、生活そのものが圧迫されてしまう。夫は「自分たちの生活を犠牲にしてまで治療を続けるのは違う」と考えていたそうです。

子どもがいたら嬉しいけれど、まずは自分たちが幸せに暮らせることが大前提。その上で、授かる命だからこそ、大切にできるという想いがあったようです。

 

理由は違うけれど、同じことを考えていた


このように、それぞれ理由は違っていても、私たちは自然と同じゴールにたどり着いていたんです。

ある時、ふと私が「治療は6回で終わりにしようかなと思ってる」と伝えたら、「実は俺も同じこと考えてた」って夫も言ってくれて。

その時、心の中で思っていたことに対して「やっぱりこれで良かったんだな」って安心できました。お互いの考えを聞くことで、自分の考えが、より強く固まった気がしました。

 

おわりに


妊活や不妊治療に「正解」はありません。

何回やるのかどこまでやるのか
それは、自分たちで納得できるところを見つけていくしかありません

私たちにとっては「保険適用の6回まで」が、前向きに頑張れる、納得できるゴールでした。このゴールは、ある日突然決めたものではなくて、治療に向き合う日々の中で、少しずつ気持ちが固まり、自然とたどり着いたものでした。

治療を始めるなら、どこかでゴールを決めたほうがいいかもしれません。けれど、最初からきっちり決めておく必要はないと思います。今はまだ決められなくても、治療に向き合う中で、ご夫婦で少しずつ話し合っていけばきっと大丈夫。時には、考えすぎずに流れに身を任せる、そんな柔軟さも大事なのかもしれません。

この話が、今治療と向き合っている誰かの心に、少しでもそっと寄り添えたら嬉しいです。

以上、みにぼぼでした🙈


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