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2025年6月8日日曜日

妊婦さんや子連れを見るのがつらい私が、心穏やかになれた理由

 
妊活を始めたばかりの頃、街中で妊婦さんや子連れを見るのが本当につらかったです。

「なんで私たちはできないんだろう」
「あの人たちは普通に妊娠・出産できているのに」

ーーそんな思いで胸がぎゅっと締め付けられる毎日でした。

この記事では、妊活中のストレスで、心も身体も限界に感じていた私が、
どうやって穏やかさを取り戻していったのか、その過程をお話しします。


妊婦さんや子連れを見るたびに、心がざわついていた日々


妊活を始めて1年が経つまでは、妊婦さんや小さな子どもを見るのが本当につらかったです。

外出して目に入るのは、楽しそうな家族や、妊婦マークをつけた方。

ストレスで片耳が聞こえなくなるほど、心が追い詰められていました。

「自分はこんなに努力しているのに、なぜ妊娠できないんだろう」
「どうしてあの人たちは簡単に子どもを授かれているのだろう」

頭の中はそんな思いでいっぱいでした。


なぜこんなにも苦しかったのか?


あの時のしんどさは、怒りと悲しみから来ていたんだと思います。

不妊は5組に1組と言われていますが、裏を返せば5組に4組は自然に妊娠している。

「デキ婚」「予想外の妊娠」なんて言葉もあるくらい、
妊娠って“普通のこと”として社会に溢れている。

なのに私たちは、時間・お金・神経を削っても妊娠できない。

努力ではどうにも出来ない現実が、本当に悔しかったんです。

例えば、学力や年収なら「努力するば報われる」という考えが通用します。

でも、妊活はそうはいきません

結果は「できる」か「できない」かの2択だけ。

その間にあるはずのグラデーションがない――それが、どれほど心を追い詰めるか。
私にとっては、本当に苦しい現実でした。


気にならなくなったのは「諦め」ではなく「受け入れ」だった


そんな私も今では、妊婦さんや子連れを見かけても、そこまで心が揺れなくなりました。
それは、いくつかの心の変化があったからです。

1.検査結果(重度の男性不妊)によって現実を突きつけられた


私たちは自己流のタイミング法を3周期試しましたが、妊娠には至りませんでした。

そこで、不妊治療クリニックで検査を受けることにしたのです。

検査を受けてみると、重度の男性不妊が見つかり、
医師からは「体外受精でも妊娠は難しいかもしれない」と言われました。

その時初めて「私たちにとって妊娠は簡単なことじゃないんだ」と、
現実を受け入れる覚悟ができたように思います。

もちろん、最初はショックでした。

たとえ原因が明らかになったとはいえ、どうして他の人たちは自然に妊娠できて、私たちだけがこんな思いをしなければならないのかと、悔しくて仕方がありませんでした。

それでも治療を続けるうちに「こんなにいろんなことをしても妊娠できない」という現実を何度も突きつけられて、次第に思うようになったんです。

「これだけ頑張ってもできないんだから、他の人たちとは違うんだ」
「私たちは周りと同じ土俵にいないんだ」と。

そう思えるようになったことで、気持ちに少しずつ区切りがついてきました。


2.周りと比べることにエネルギーを使わなくなった


「私たちは他の人たちとは違う土俵にいるんだ」と思えるようになったことで、
「他人は他人、自分は自分」と、少しずつ割り切れるようになりました。

以前の私は、街で妊婦さんや子連れをの家族を見かけるたびに、
「どうしてあの人たちは妊娠できるのに、私はできないの?」と
怒りや悲しみで心がいっぱいになっていました。

でも、そうやって思うことすら、だんだんしんどくなってしまったんです。

「私たちは状況が全く違うんだから、比べても仕方がない」
冷静に考えるようになりました。

もちろん、妊婦さんや子連れを見て、全く感情が沸かないわけではありません。
悔しさや虚しさがゼロになることは今でもありません。

でも、そういった負の感情を抱けば抱くほど、一番疲れるのは自分なんですよね。

だから、ある時気づいたんです。
「反応しないほうが、自分の心が穏やかでいられる」って。

それからは、わざわざ自分の心をかき乱すような考え方はしない、と心がけるようになりました。


3.子どもがいない人生も考えられるようになった


「なんとなくだけど、子どもはいたほうがいいかな」という気持ちでスタートした妊活。

でも、妊娠できないとわかった瞬間から、
“どうしても欲しい”と思うようになっていました

簡単に手に入らないとわかると、余計に執着してしまったんですよね。

だからこそ当時は、悔しさや虚しさに押しつぶされそうでした。

でも、ある時、子どもがいる友達と話す機会がありました。

そこで、「旦那さんが家事や育児に協力してくれない」「子どもの発達が心配」など、
子どもがいても悩みや不安は尽きないことを知ったのです。

「子どもがいる=幸せ」だと思い込んでいたけれど、そうではない。

むしろ、その先でも苦しむ可能性はあるんだなと気づきました。

そして、改めて「子どもがいない人生」を考えた時、
婦ふたりで仲良く、毎日楽しく暮らしていく未来も悪くないんじゃない?
思えるようになりました。

それからは、街中で妊婦さんや子連れを見ても、
ああいう幸せもあるけれど、今の私たちも幸せだよね」と思える日が増えていきました。


まとめ:怒っても泣いてもいい。私もそうだったから


妊婦さんや子連れを見かけるたびに、心がざわつく

妊活を頑張っている人なら、誰もが一度は感じたことがあると思います。

私も同じように、怒ったり泣いたりしてきました。

でも、治療を続けていく中で、
少しずつ自分の状況を受け入れられるようになってきました。

気がつけば、あの頃に比べて、心のざわつきは少しずつ小さくなっていたのです。

だから、今「つらい」と感じている人に伝えたいです。

無理に我慢しなくていい。怒ってもいいし泣いてもいい。
時には、誰かに気持ちをぶつけたっていい。

それは、真剣に妊活に向き合っているからこそ出てくる感情だと思うから。

そして、そんな日々を続けているうちに、
少しずつ気持ちや考え方が、変わってくるかもしれません。

「このしんどさは、いつまで続くんだろう」と思っている方にも、
知らない間に、心穏やかに過ごせる日々がやってくるかもしれません。

私も、自分の気持ちに正直になって、
たくさん考えて悩んできたからこそ、今の考えにたどり着けたんだと思っています。

だから、どうか今は、自分の気持ちに正直にいてください。

怒っても、泣いても、大丈夫。

その時間が、あなたの心を守ってくれる日もきっと来ます。

以上、みにぼぼでした🙈


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