最近では「シリンジ法を試してみたい」と考える女性も増えてきていますよね。
そんな中で、「夫にどうやって提案すればいいんだろう?」「夫の反応が気になる」という悩みを抱えている方も多いと思います。
そこで思い切って、夫に「シリンジ法ってどう思う?」と聞いてみました。
すると、想像以上にいろんな本音が返ってきて、新たな発見があったんです。
今回は、その会話から見えてきた“男性のリアルな気持ち”と、シリンジ法を提案したい女性が知っておくべき4つのコツをまとめました。
目次
1. 夫に聞いてわかった「シリンジ法に対する本音」
① シリンジ法を提案すると驚かれるのはなぜ?
👉 「性機能を疑われてる?」と感じる夫のモヤモヤ
👉 「性機能を疑われてる?」と感じる夫のモヤモヤ
②男性が受け入れやすいのは「シンプルな提案」
👉 新しい方法より、「タイミングを増やしたい」の一言が響く理由
③ 妊活に無関心じゃないけど…夫は情報に疎いのが現実
👉 男性同士で妊活の話はしない/情報格差が「温度差」になる理由
👉 男性同士で妊活の話はしない/情報格差が「温度差」になる理由
④「人工授精みたいで抵抗ある…」という誤解
👉 シリンジ法=“大がかり”と感じてしまう心理/実はタイミング法に近い
👉 シリンジ法=“大がかり”と感じてしまう心理/実はタイミング法に近い
2. シリンジ法を嫌がられないための伝え方|夫への提案のコツ
💡 ポイント1:タイミングを増やしたいと素直に伝える
💡 ポイント2:一緒に情報を見ながら話すと納得されやすい
💡 ポイント3:命令口調はNG。「一緒に考えたい」と伝える
💡 ポイント4:人工授精との違いも伝える
3. まとめ:夫に伝えるときは、「目的」と「安心感」をセットで
1. 夫に聞いてわかった「シリンジ法に対する本音」
① シリンジ法を提案すると驚かれるのはなぜ?
👉 「性機能を疑われてる?」と感じる夫のモヤモヤ
💬夫の声
急にシリンジ法を提案されるのはいやだなあ。
確かに、EDとか膣内射精障害があったら『その提案いいかも』って思うかもしれない。
けれど、そういう経緯もなく急に提案されたら、
『なんで急にそんなの始めるの?』
『今までタイミング法でできてたのに』ってびっくりする。
「性機能を疑われているのかな?」
「何かあったのかな?」って色々考えてしまう。
脈絡がないと、たとえ気遣いだとしてもびっくりするんだよね。
📝 私の補足
今までタイミング法を試してきていて、特に問題なくこなせていた男性にとっては、
どんな理由であれ「シリンジ法を試したい」と言われると、
不意を突かれたように感じるそうです。
自分ではうまくいっていると思っていたからこそ、
そんな提案が出てくると「自分に何か問題があるのでは?」と不安になるのだとか。
女性にとっては、シリンジ法という言葉は最近よく見聞きするもので、
「気軽に試せる方法」というイメージがあります。
けれど、男性にとっては
「タイミング法じゃない=普通の妊活ではない」と受け止められやすく、
思った以上に大ごととして感じてしまうようです。
そのため、「自分の性機能が疑われているのでは?」と、
必要以上に深く受け止めてしまうこともあるのです。
②男性が受け入れやすいのは「シンプルな提案」
👉 新しい方法より、「タイミングを増やしたい」の一言が響く理由
💬夫の声
今までタイミング法でやってきてたのに、急にシリンジ法を提案されると、
どんな理由であれびっくりするんだよね。
だから、シンプルに『タイミングを増やしたい』って提案してくれるとわかりやすい。
たとえ“こっちのほうが楽かも”と思ってくれてたとしても、それって女性の憶測じゃん?
本当にそうかどうかは、男のほうはわかんないし…。
とにかく最初はシンプルな提案のほうがありがたいよ。
📝 私の補足
女性は男性よりも妊活の知識がある分、
「もっとタイミングを増やさなきゃ」
「みんなも妊活意外と頑張ってるから…」と意気込みがち。
でも男性はその背景を知らないことも多く、急に「シリンジ法が…」と言われると、
「なんで?タイミング法で良いじゃん。」
「シリンジ法なんてやらなくていいよ。」と拒否モードに入ってしまいがち。
だからまずは気遣いよりも、女性がどこを目指しているのか、
「タイミングを増やしたい」という目的から伝えるのがポイントです。
③妊活に無関心じゃないけれど…夫は情報に疎いのが現実
👉 男性同士で妊活の話はしない/情報格差が「温度差」になる理由
💬夫の声
『タイミングを増やしたい』って提案するときに、
『友達もやってる』とか『みんなやっている』って言われても、
自分の周りはそんなこと話してないな、それはお前の考えだろって思う人もいると思う。
だから、妊活専門の医師のサイトとか、よく聞く妊活サイトとか、
そういうところの情報を一緒に見ながら、
タイミングを増やしたい根拠を話してくれると「じゃあ頑張ろう」って思える。
男性が妊活に無関心なわけではなくて、
どうしても周りでそういう話にならないんだよね。
だから、妊活ってどれくらい頑張らなきゃいけないかを
よくわかっていない男性が多いと思う。
男は『一発でできた』とか『デキ婚らしいよ』とか、そういう話はするけど、
『不妊治療してます』とか『妊活苦戦してます』なんて話はしない。
だから男性は現状をよくわかってないと思う。
根拠を提示して『タイミングを増やしてほしい』って伝えてほしい。
📝 私の補足
男性同士は妊活の苦労話をあまりしないため、
どれくらいタイミングを取ればいいのか、実際にはよく分かっていないことが多いです。
そんな時に、「とにかく増やしたほうがいい」「みんなそうしている」と
主観的に伝えるよりも、根拠を示して説明したほうが理解されやすいようです。
少し仕事のように感じるかもしれませんが、
それで男性に「じゃあ頑張ってみよう」という気持ちになってもらえるなら、
ぜひ試してみたいですね。
④「人工授精みたいで抵抗がある」という誤解
👉 シリンジ法=“大がかり”と感じてしまう心理/実はタイミング法に近い
💬夫の声
そもそも、シリンジ法と人工授精って何が違うの?
シリンジ法って人工授精とほぼ同じだと思ってた。
📝 私の補足
実はシリンジ法と人工授精(AIH)はまったく別の方法です。
💡シリンジ法は、タイミング法の延長にある方法
シリンジ法とは、専用の器具(シリンジ)を使って、
採取した精子を膣内に注入する方法です。
性交を伴わずに受精のチャンスを作ることができるため、
性交が難しい場合などにも選ばれます。
性交では、精子を直接、膣内に射精しますが、
シリンジ法では、一度、体外に出した精子を、シリンジで膣内に届けるというもの。
つまり、タイミング法の延長線上にある、ごく身近な方法とも言えます。
💡人工授精(AIH)は、医療機関で行う専門的な処置
人工授精は、病院で医師が行うれっきとした医療行為です。
シリンジ法とは異なり、以下のようなステップを踏みます。
1.エコーや採血などの結果から、排卵のタイミングを正確に見極める
2.採取した精子を洗浄・濃縮し、運動率の良いものを選別する
3.精子を子宮内に注入する(※シリンジ法は膣内まで)
つまり、タイミング法やシリンジ法よりも、ずっと専門的な方法なのです。
このように、シリンジ法と人工授精はまったくの別物。
でも、妊活にまだ慣れていない男性にとっては、
どちらも「特別な手段」のように映ってしまうことがあります。
だから、いきなり「シリンジ法を使ってみたい」と伝えると、
「え、急にそんな高度なことまでやるの?」
「今のタイミング法でうまくいってるのに…」と戸惑わせてしまうかもしれません。
だからこそ、シリンジ法を試してみたいと思ったときは、
・タイミング法の延長線上にある、気軽な方法であること
・人工授精とはまったく違うということ
といったポイントを、相手ペースに合わせて伝えることが大切です。
ただ、これらの話は少し専門的で、
初めて聞くとハードルが高く感じられるかもしれません。
そのため、最初からシリンジ法の話を切り出すのではなく、
まずは「タイミング法のやり方(頻度・方法)」や「どんな工夫ができるのか」など、
お互いの認識を少しずつすり合わせてから、
自然な流れで話をしていくとスムーズかなと思います。
2. シリンジ法を嫌がられないための伝え方|夫への提案のコツ
ここまでは、シリンジ法に対する夫の本音と、
そこから見えてきた「うまく伝えるための工夫」をお話ししてきました。
ここでは、そのポイントをもう一度振り返っておきます。
💡 ポイント1:タイミングを増やしたいと素直に伝える
シリンジ法はあくまで、タイミング法のひとつです。
最初から「シリンジ法をやってみたい」とだけ伝えると、
男性はその背景がわからず、「なんで?」と戸惑ってしまいがちです。
まずは、「タイミングを増やしたい」という目的を、素直に伝えることが大切です。
男性はその背景がわからず、「なんで?」と戸惑ってしまいがちです。
まずは、「タイミングを増やしたい」という目的を、素直に伝えることが大切です。
💡 ポイント2:一緒に情報を見ながら話すと納得されやすい
男性の「なんで必要なの?」という疑問に答えられると、納得してもらいやすくなります。
妊活に関する医師のコラムや、信頼できるサイト・書籍などを使って、
「確かに、タイミングを増やすのは大事なんだな」と
妊活に関する医師のコラムや、信頼できるサイト・書籍などを使って、
「確かに、タイミングを増やすのは大事なんだな」と
一緒に理解できるようにすることがポイントです。
💡 ポイント3:命令口調はNG。「一緒に考えたい」と伝える
シリンジ法は、夫婦によって合う・合わないもある方法です。
だからこそ、「こうしたいから協力して」ではなく、
「調べてみたら、こういうのもあるみたいだよ。どう思う?」といった
一緒に考えるスタンスで伝えることが、相手の心を開く第一歩になります。
だからこそ、「こうしたいから協力して」ではなく、
「調べてみたら、こういうのもあるみたいだよ。どう思う?」といった
一緒に考えるスタンスで伝えることが、相手の心を開く第一歩になります。
💡 ポイント4:人工授精との違いも伝える
シリンジ法について理解できていないと、
「急にそんな高度なことを…?」と戸惑う男性も多いです。
特に、人工授精との違いがわからないままだと、必要以上に身構えてしまいます。
だからこそ、
・シリンジ法は、タイミング法の延長線上にある、気軽な方法であること
・人工授精とはまったく別物であること
を、相手のペースに合わせて丁寧に説明しましょう。
そうすることで、シリンジ法への見方も、きっと変わってくるはずです。
まとめ:夫に伝えるときは、「目的」と「安心感」をセットで
シリンジ法は、妊活を頑張る中で出てくる選択肢のひとつ。
でも、それを知らないパートナーに突然「やってみたい」と言っても、
戸惑わせてしまうことがあります。
そんなときは、「なぜやりたいのか(=目的)」と
「これはどんな方法なのか(=安心感)」をセットで伝えることが大切です。
「もっとタイミングをとりたい」
「お互いに負担が少なくなる方法があれば知っておきたい」
「調べてみたら、シリンジ法っていうのがあったよ」
こんなふうに、“一緒に考えたい”という姿勢で話すことが、
2人の歩幅をそろえるカギになります。
妊活は、どちらか一方だけが頑張るものではありません。
でも、男女で妊活に対する情報量や関心度が違うのも現実です。
だからこそ、「知ってる側」がやさしく橋渡しをしてあげるだけで、
ふたりの妊活は、ぐっと前向きなものになっていきますよ。
以上、みにぼぼでした🙈