✍️木曜8時にブログ更新中

✍️ 木曜8時にブログ更新中

📢 記事の下に SNS リンクあります!

📢 記事の下に SNS リンクあります!

2025年9月4日木曜日

【体験談】死産後0~1か月の過ごし方|日常に戻るための小さな行動


待望の妊娠を喜んでいた矢先、
胎児の心拍が確認できず、死産と告げられました。

周囲からは「時間が解決するよ」「まだ若いから大丈夫」「次はうまくいくよ」と言われました。きっと励ましてくれたのだと思います。

でも、経験していない人からの上っ面な言葉は、まったく心に響きませんでした。「あなたも同じ経験をしたら、そう思えるの?」「そんなこと言われても、今は苦しくてどうしようもないの!」そんな気持ちでいっぱいでした。

頭では「何かしなきゃ」と思う。
でも、死産のことが頭から離れなくて、何も手がつかない。
――――――という無限ループ。

孤独感と絶望感に押しつぶされそうな毎日でした。

それでも、何か行動しなければ前に進めないと思い、
少しずつできることを探し始めました。

今回は、私が死産直後から1か月経つまでの間に実際に行った小さな行動をお伝えします。同じように苦しい思いを抱えている方が、少しでも心を整理し、日常に戻るための第一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。


目次


1)気持ちを言葉にして吐き出す
2)自分の心が落ち着くまでは、家でゆっくり過ごす
3)掃除で無心になる時間を作る
4)心の余白ができたら、やりたかったことに挑戦する
5)死産の経験をアウトプットする
6)まとめ



1)気持ちを言葉にして吐き出す


死産直後は、怒り、悲しみ、焦り、喪失感…さまざまな感情が次々と押し寄せ、制御できずに爆発しそうでした。「どうして私だけ…」「私だって赤ちゃんの声を聞きたかった」という思いが頭から離れず、何も手につかない、まるで嵐の中に放り出されているような日々だったんです。

そこで私は、頭に浮かんだ気持ちそのまま声に出すことにしました。ベッドで寝っ転がりながら小さな声でつぶやくときもあれば、涙と一緒に大声で叫ぶこともありました。声に出すことで、溜まっていた気持ちが外に吐き出され、心と体が少しずつ軽くなったんです。

最初は毎日のように泣いていましたが、日が経つにつれて、涙が出る回数も少しずつ減っていきました。気持ちを言葉にして吐き出すことは、いつもの自分を取り戻すための小さな一歩です。私と同じように、心がいっぱいで苦しいときは、ぜひ声に出してみてください。ほんの少しだけ心が軽くなるかもしれません。




2)自分の心が落ち着くまでは、家でゆっくり過ごす


死産直後は、頭の中も心の中も余裕がなく、外の世界からの刺激を受けると気持ちが押しつぶされそうでした。街を歩けば妊婦さんや赤ちゃんを見かけてしまい、自分と比べて苦しくなることも。

だから、気持ちが落ち着くまでは、家の中でゆっくり過ごすことにしました。必要がなければ外に出ず、スーパーや本屋などに行くときも、気が向いたときだけ。自分のペースで外の世界と距離をとることで、心に余白を作り、感情を整理できる時間を確保しました。

無理に外出する必要はありません。まずは、自分の心が落ち着くことを優先して大丈夫です。私の場合も、最初の1か月は必要最低限しか外に出ませんでした。ですが、産休で時間があったおかげで、1か月経った頃には少し余裕が出てせっかくの休みだから旅行に行こうかな、と思えるようになりました。焦らなくても、自然と外出したくなる日がやってきます。毎日外に出なきゃと自分を追い込む必要はありません。



3)掃除で無心になる時間を作る


先ほどもお話ししたように、死産直後は特に用事がなければ、家で過ごすことが多かったです。その代わり、家でできること、やりたかったことに取り組む時間を作りました。

そのひとつが掃除です。ポイントは、普段はやらない場所や細かいところを重点的に掃除すること。床を磨き上げたり、キッチンをピカピカにしたり…夢中で取り組んでいると無心になれます。一瞬、死産のことから離れられる時間もありました

家から出ないのは悪いことではありませんが、何もしない時間ばかりだと、考えがマイナス方向に傾きやすかったり、SNSでつらい情報を見てしまったりすることもあります。体調に無理のない範囲で、夢中になれること無心になれることを見つけることが大切です。



4)心の余白ができたら、やりたかったことに挑戦する


掃除で無心になれる時間を作ったあと、少し心が落ち着いてきたタイミングで、次は「やりたかったこと」に手を出してみました。私の場合は、お金の勉強です。

死産や妊活のことを調べると、また気持ちがしんどくなってしまうので、あえて関係ない分野に集中しました。具体的には、妊活再開に向けて、節約術やお金の制度について学びました。

人によっては、語学や資格勉強、趣味の学びでもいいと思います。大切なのは、心から「やってみたい」と思えることに時間を使うことです。夢中になれる時間を持つことで、死産のことを考える時間を少しずつ減らせますし、少し先のことを考えられるようになったことで、日常に戻るステップを踏み出せた実感も得られます。




5)死産の経験をアウトプットする


ここまでくると、自分の感情を少しずつコントロールできるようになってきます。ただ、心の奥にはまだ古傷のように痛みが残っています。このタイミングで、私は死産のことを整理してアウトプットすることにしました。

具体的には、ブログを書き始めてみたんです。

死産のことを思い出すことでつらい思いをしたくない。
でも、経験したことや感じたことを忘れたくない。
この経験を、自分の成長の糧にしたい。

――そんな思いで、死産のことをまとめ始めました。

1で行った「気持ちを言葉にして吐き出す」は、制御できない感情をただ外に出す作業でした。しかしこの「アウトプットする」という行為は、自分の中で昇華したものを整理し、残しておきたいことを形にする作業です。その過程で、自分の感情や気持ちに納得感が生まれ、さらに前に進む力を少しずつ取り戻すことができました。

ブログでなくても、日記やSNSなど、自分が書きやすい形で構いません。私がブログにした理由は、周りに不妊治療や死産について話せる人がいなかったからです。もし同じような状況で困っている誰かの助けになるなら、自分の経験を活かせる場を作りたい。さらに、後で自分自身でも振り返れるようにしたい――そう考え、ブログを選びました。

こうして自分の気持ちや経験を整理することは、次のステップに進むための大切な一歩になりました。もし同じように心の整理に迷っているなら、少しずつでも書き留めてみてください。形にすることで、自分の気持ちを再確認でき、前に進む力を取り戻す助けになるはずです。



6)まとめ


死産直後は、本当に余裕がなく、何も手につかない日々が続きました。でも、少しずつ自分の気持ちと向き合い、無理のない範囲で行動することで、心を整理することができました。

1)気持ちを言葉にして吐き出す
2)自分の心が落ち着くまでは家でゆっくり過ごす
3)掃除で無心になる時間を作る
4)心の余白ができたら、やりたかったことに挑戦する
5)死産の経験をアウトプットする

この5つのステップを通して、少しずつ日常に戻る準備が整います。私自身も、一歩ずつこうして乗り越えてきました。もし、死産後の過ごし方に悩んでいるなら、あなたの状況に合わせて試してみてください。小さな行動が、心の回復への大きな一歩になります。

以上、みにぼぼでした🙈



🌱 あなたにおすすめの記事 🌱

▼死産後、義父母にモヤモヤした話

▼わたしの染色体検査と不育症検査の結果

また、下のタグ🏷️からも気になるテーマを探せます。


📢 SNSもやってます!

👉 X (旧Twitter) はこちら
 ※不妊治療中の日々のつぶやき&ブログ更新のお知らせ

👉 threads はこちら
 ※みにぼぼ(私)の生態と暮らしのこと