不妊治療を始めると、その通院の頻度に驚く方も少なくありません。
働いている人にとっては、勤務の都合をつける必要があり、職場にどのように伝えればいいか迷う方も多いでしょう。
そこで今回は、私が実際に職場に伝えた方法を、上司・同僚別にご紹介していきます。
✅ 職場にはどうやって伝えればいいの?
✅ 上司や同僚はどんな反応をするの?
✅ 実際に伝えてみて、仕事や人間関係はどうだった?
✅ 実際に伝えてみて、仕事や人間関係はどうだった?
そんな風に悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
1)上司への伝え方
ポイント1:急ではなく、前もってポイント2:通院スケジュール表を一緒に見ながらポイント3:報告ではなく、相談のスタンスで
実際に伝えてみて感じたこと
2)同僚への伝え方
ポイント1:聞かれたら正直に答える
ポイント2:必要以上に隠さない
実際に伝えてみて感じたこと
3)仕事を続けてよかったと思う理由
4)まとめ
1)上司への伝え方
私の仕事は夜勤もあるシフト制で、自分の都合だけでは休めない環境でした。
そのため、治療で通院が必要になることがわかったとき、早めに上司に相談しておこうと思いました。
そのため、治療で通院が必要になることがわかったとき、早めに上司に相談しておこうと思いました。
当時の私は、転職して丸2年。ベテランとは言えない立場でしたが、一度も休まずに真面目に働いてきたという自負があったんです。
だから、通院で早退が必要になったときも、「今まで頑張ってきたんだから、少し休んでもいいよね」と自分に言い聞かせ、不安を感じながらも治療と仕事の両立に踏み出しました。
ここからは、私が実際に上司に伝えた方法を、ポイントごとにご紹介します。
ポイント1:急ではなく、前もって
まず意識したのは、休みをお願いする前に、治療について相談することでした。
突然「この日休みます」と言っても、上司も対応に困ってしまうと思ったからです。
具体的には、こう伝えました:
「実は今、不妊治療を始めています。今後はステップアップする予定で、今後どうしても通院で早退やお休みが必要になることも出てくるかもしれません…。」
上司の反応は:
「ああわかったよ。言ってくれれば調整するね。」
深刻そうな表情で心配してくれつつも、 前向きに対応してくれる という印象でした。
前もって相談したことで、上司にも心の準備ができたと思います。
ポイント2:通院スケジュール表を一緒に見ながら
上司は不妊治療の経験がない方だったので、「通院のために休む」と言っても正直ピンと来ないだろうな、と最初から感じていました。
だからこそ、できるだけ 具体的に伝えることが大切だと思い、クリニックでもらった治療スケジュール表を一緒に見ながら説明しました。
実際には、こう伝えました:
「今月は通院回数が〇回あるんです。通院日はなるべく勤務と被らないように自分でも調整してみました。でも、この日だけはどうしても調整が難しそうで…。申し訳ないのですが、この日だけは早退をお願いしたいです。」
また、治療スケジュールは 生理が来てから決まるため、シフト希望を出すタイミングには間に合わないことがあることも合わせて説明しました。
上司の反応は:
「私よくわかってなかったけれど、大変そうだね。もう遠慮せずに言ってね。今月は一旦この日だけ早退にすれば大丈夫なの?OK、わかったよ。」
この説明だけでは完全に理解することはできていない様子でしたが、スケジュール表を実際に見せたことで、頻繁な通院が必要なこと、またそれを自分ではコントロールできないことを理解してくれました。
このように、当事者ではない人には理解しづらいからこそ、スケジュール表のような“見える形”で説明するのが効果的だと感じました。
ポイント3:報告ではなく、相談のスタンスで
私はこれらの話を、いかにも「報告です」という感じではなく、あえて「ちょっと相談したいんですけど…」というトーンで伝えました。
上司というより、頼れる先輩に相談するような気持ちで「どうしたらいいと思いますか?」と相談するスタンスにしたんです。
その結果、上司も「一緒に考えよう」という姿勢で耳を傾けてくれました。単に「この日休みます」と一方的に伝えるよりも、相談の形をとったことで “上司を巻き込む” 空気ができ、より理解してもらいやすかったと感じます。
実際に伝えてみて感じたこと
相談する前は「こんなこと相談していいのかな?」「どこまで詳しく言うべきなんだろう」と不安でした。
でも、結果的に「伝えられることはすべて共有する」スタンスでよかったです。必要なお休みの話だけだと、相手もよく分からないし、どこまで聞いていいのか戸惑わせてしまったかもしれません。
上司は不妊治療について何も知らない“初心者”だからこそ、わかりやすく具体的に説明するのがちょうどよかったんだと実感しました。
その後は、上司から「今月は大丈夫そう?」と心配の声掛けをしてもらえるようになり、本当に助かりました。結果的に、仕事の調整もしやすくなり、上司ともすぐに報連相できる雰囲気ができたのは大きな収穫でした。
2)同僚への伝え方
ここからは、私が実際に同僚とどのように接していたかを、ポイントごとにご紹介します。
ポイント1:聞かれたら正直に答える
例えば、早退するタイミングで同僚から「え、なんで?大丈夫?」と聞かれたら、「実は不妊治療しているんです。今日は採血があるんですよ。」と答えていました。
すると、同僚は「頑張ってね」と声をかけてくれたり、「もう時間になっちゃうから行きな!」と助けてくれたりしました。
本心はわからないですが、その表情や声掛けに私は何度も救われました。
ポイント2:必要以上に隠さない
仲のいい同僚には、友達のようにいろいろなことを共有していましたが、そうでなくても、同じ部署の人には「もうみんな知っているだろう」というくらい、オープンにしていました。
具体的には、休憩室で仲のいい同僚が話しているとき、他の同僚がいても気にせず、不妊治療の話をしていました。
直接話していない同僚も、私たちの会話を聞いて「よくわからないけれど、不妊治療していて大変なんだな」と感じてもらえたと思います。これはあえてそうしていました。
こうすることで、距離の近くない同僚から「子どもはまだ?」「うちの子どもは…」といった悪気のない言葉に心を痛める心配もなくなりますし、勤務の調整が必要なときも話がスムーズに通りました。
結果として、休憩室で無駄に子どもの話で盛り上がる必要もなく、自分を守る意味でもよかったです。
また、不妊治療に対してオープンにしておくことで、2人きりになったときに「○○さん大変なんですね…」と直接声をかけてもらえることもあり、噂話が独り歩きすることを避けられました。
実際に伝えてみて感じたこと
3)仕事を続けてよかったと思う理由
私自身、最初は「仕事は辞めた方がいいのかな」と悩んでいました。
不妊治療がステップアップしていくと、スケジュール調整はますます大変になるだろうと想像できたからです。「迷惑をかけるくらいなら、最初からやめてしまった方がいいのかも…」と思ったこともありました。
でも実際に、仕事と不妊治療を両立してみて感じたのは、「すぐに辞めなくてよかった」 ということです。
確かに、仕事を辞めれば通院のスケジュール調整のストレスは減ったかもしれません。でもその代わりに、治療費の不安がのしかかったり、妊活のことばかり考えて、結果が出ないときに余計落ち込んでいたかもしれません。
仕事をしていると、日々忙しくて妊活のことを忘れている時間が自然と生まれます。その時間が、良い意味での“気分転換”になってくれました。
「仕事を続けながら不妊治療をしたい」と少しでも思っているなら、まずは両立を目指してみてほしいです。
私の場合、職場の人たちも理解を示してくれ、通院にも協力してもらえました。やってみたら意外となんとかなるものです。
最初から結論を決めず、少し立ち止まって 「自分はどうしたいか」 を考えてみてください。
4)まとめ
不妊治療と仕事の両立は、不安や迷いが多いものです。「職場の人にはどう伝えたらいいのか」「迷惑をかけるくらいなら辞めたほうがいいのか」と悩む方もいるでしょう。
でも、私の経験から言えるのは、まず少しずつ周りに相談しながら両立してみるのも十分可能だということです。
上司には事前に相談しスケジュールを共有、同僚には状況をオープンにすることで、協力や理解を得やすくなります。私も実際に仕事を続けながら通院できました。
職場環境や仕事内容によっては難しい場合もあります。だからこそ、最初から結論を決めず、「自分はどうしたいか」 を考えながら無理のない範囲で進めてみてください。
この記事を読んで、少しでも「自分も職場に伝えられそう」と感じてもらえたら嬉しいです。
以上、みにぼぼでした🙈
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